世界樹の妖精 -Nymph of GWT-
by:メリーさんのアモル Tweet
量子ウェアラブルコンピュータが普及し、量子ネットワークが世界を包み込む中、アメリカに「世界樹」と呼ばれるメガサーバが四本建造されている世界。 ARデバイスである「オーグギア」の普及により、直感的なクラッキングが可能になった世の中、世界は「スポーツハッキング」と呼ばれる競技が開催されるほどになっていた。 四本目の世界樹<「Gougle(G)World(W)Tree(T)」を建造した巨大複合企業(メガコープ)「Gougle(ゴーグル)社」は、全世界のARハッカーに呼びかけ、世界最大の世界大会を行うことを宣言する。 多くのARハッカーが名乗りを上げる中、マンハッタン高校(ハイスクール)にあるスポーツハッキング部、チーム「パラディンズ」の姿もあった。 その背後で、世界樹の開発に出遅れたGougle社の陰謀が蠢いているとも知らずに。
第1章 疾風の予選